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 軽合金ホイールに使われているアルミ合金は、耐腐食性を高めた素材がもちいられている。しかしながら、 化学物質を含んだ泥汚れなどを直接付着させたまま長時間放置しておくと、アルミの特長でもある美しい表面の光沢が失われたり、ムラが出てくることがある。それを防ぐために、汚れてしまったら放置せずにすぐ汚れを落として、常に表面をきれいな状態にしておきたい。

 また、降雪地域では、路面の凍結を防ぐために凍結防止剤を撒くことがある。塩化カリウムを含むこの凍結 防止剤は、アルミ合金にとっては有害な物質である。同様に、海水や潮風に長時間さらすことも、軽合金ホイールには好ましいことではなく、避けた方がよい。

 ちなみに、塩化カリウムなどにさらされると、アルミの表面が腐食してしまい、白く粉を吹いたような状態に なる。この腐食がホイール内部にまで進んでしまうと、強度も同時に失われる可能性が高いので、注意する必要がある。

 このため、スキーに行って凍結防止剤を撒いた道路を走ったり、あるいは海の近くに長時間駐車していたような場合には、走行後によく水洗いして付着した塩分を除去するなど、ホイール表面に有害な塩分を残さないように対処するとよい。

 市販されているクリーナーなどでホイールを手入れする場合には、必ず使用方法を確認した上で作業に入る。なお、酸性のクリーナーはホイール表面に変色を招くことがあるので、中性のクリーナーが適している。

 ワイヤースポークタイプなどの特殊な形状のホイールには、専用の クリーニングキットが用意されている場合が多い。

 軽合金ホイール表面の汚れは、なるべく柔らかめの馬毛ブラシやスポンジを使って、手作業で落とすのが基本。洗車ブラシや洗車機などを使うと付着している微細な砂粒などで、表面のコーティング層を剥がしてしまったり、キズをつけてしまう恐れがある。ボルト穴の隙間、スポーク間の細かい部分などは、ホイールクリーナーとブラシを使って汚れを落とすとよい。

 走行直後など、ホイールがまだ熱い状態にあるときにクリーナーを表面にかけると、かえって汚れをこびりつかせてしまうことがある。 ホイールのクリーニングは、十分にホイールが冷えてから行うこと。

 ホイールのクリーニングで特にやっかいなのは、ブレーキパッドの摩耗によって出る粉やブレーキローターの鉄粉などによる汚染だ。こうした汚れは放置すると付着した油分とともに固着しやすく、しかも一度こびり ついてしまうと非常に除去しにくくなるため注意が必要だ。このような汚染物質を付着させたままにしておくと、酸化や化学反応を起こしてホイールの表面を腐食し傷めてしまうこともある。この種の汚れに対しては、こまめなクリーニングで対処するしかない。

 クリーニングによってきれいになった軽合金ホイールは、表面に研磨剤を含まない固形ワックスを塗っておくと、表面保護と汚れ付着防止になる。

 軽合金ホイールを使わず保管しておく場合は、一度全体をきれいに洗浄して十分に乾燥させてしまっておく。こうして保管しておけば、表面の光沢が失われたりサビが発生することもなく、また使う際にも安心して 車両に装着することができる。
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